2017年06月02日

第4回 論述試験 解答例3

途中中断しましたが、ラストの問題の解答例を掲示します。

【問い4】
「今、その様に気付かれてみて、どう思われましたか。」や「Aさんは会社への繫がりの
ある人としてではく、ご自身を受け入れて欲しかったのではないでしょうか。」と問いかけ
CLが大切にしている価値観に触れたり、「関連会社が本当につながりがあるだけでAさん
を受け入れようとしているのか?」や「元上司の様にAさんも元組織に依存していかなければ
ならないのでしょうか?」と問いかけ、気持ちの整理が進むよう関わっていきます。

(解説)
毎回ですが「具体的に解答欄に記述せよ。」ということだったので、実際に発する言葉に
近い形での記述をしています。ただ、記入欄が狭いので、どうしても割愛している部分が
あり、ニュアンスも伝わりにくさがありますね。
問題の趣旨としては、方向性を確認するものでしょうから、しっかりと示せていればいい
のではないかと思います。

試験全体を通して、前回同様の問題の難易度であったと思います。やや独特の表現「どう
いう意味があるのですか。」が入ることで、意味の出現(実現)などをかなり意識する
問題であったように思います。思い出すのが、技能検定の第一回目の論述問題です。
「Strategy(戦略)を述べよ 」というような問題があり、大変戸惑った覚えがあります。
問題の意味が分からなくて、自分なりに解釈せざるを得なかったです。他の協会出入りして
いた受験者の知り合いはこの言葉の意味を知っていた様で。
「その時の惨めな気持ちを感じたことは、今のご自分のどんな意味をもたらしているで
しょうね?」や「惨めな気持ちを感じたその時を、ご自身でどんな風に意味づけされて
いらっしゃいますか?」
こんな風に訊いてみるのはどうでしょうね?少しはわかりやすく伝わらないでしょうか。

さて、この解答例は、前回同様、機関限定で開示いたします。

さぁ、明日から本試験ですね。皆さんのご活躍を祈念しております。
最後まで諦めず、直前まで練習あるのみ!
posted by 川瀬英作 at 11:27| Comment(0) | 日記

第4回 論述試験 解答例2

昨夜はもの凄い突風が、気味悪い渦を巻きそうな勢いで吹き荒れました。
竜巻注意報が出て、サイレンが夜中の街に響き渡ったので、自然の怖さを
改めて感じました。雷も凄くて、昨夜ブログをUP予定にしていたのですが、
早々に切り上げて、今朝にすることにしました。

【問い1】
事例1では「気持ちの整理がつかない」というCLの悩みに対し、出向を
断るかどうかを悩んでいるのが主訴と誤認し、問題解決を進めるための問い
掛けを行っている。
一方、事例2では、「すごく動揺した」というCLの心の動きを捉え、なぜ
その様に感じたのか、を経験を丁寧に聴き返すことで自己探索に導く関わり
を行っている点が違う。

(解説)
解答欄が6行ある問題でしたが、比較的答えやすい問題だったと思います。
過去問と解答例を学習しているとサラッと答えられるでしょうね。

【問い3】
出向で、元上司に感じた惨めと思う立場に今度は自分なり、元の組織に依存し
て仕事をしていくことになると感じていることと、出向先からの評価が自分の
実力ではなく「会社に繋がる人間としての評価では?」と疑念を抱いていること。

(解説)
ここは字数との闘いですね。解答欄の狭さを感じました。
上記解答例では、2点示しました。
1点目は、元上司の姿を自分に同一視していることからの懸念でしょうか。
元上司の出向後の態度を目の当たりにして、“情けない!”や“ああはなりたく
ない!”、“嫌だな〜”など嫌悪感に近い想いを抱いたであろうCL。今度は
そんな元上司の立場に自分なるのか?と思うと、動揺し、惨めな思いに至った
のではないかなって思います。
2点目は、その上司は“実力ではなく会社に繋がる人間だから採用された”と
上司の振る舞いから感じていたことを、出向の話があった時に、自分にも同じ
様に当てはめて考えてしまった、ことが問題だと思います。例えて表現する
なら、評価=会社に繋がる人物(元上司)が(自分)に置き換わっただけでは?
と感じているということでしょうか。
人によっては、大いに元会社を評価してください!と喜ぶ人もいるはずです。
でも、この人は喜ばない、逆に懸念に繋がっている。ということは、自分の
力を認めて貰いたいと思っているし、また仕事上も、自分の力で仕事を獲得
していきたい、と思っている。そんな風なCLさんかな?っと推察して話が
進めていけたらいいのでしょうね。

【問い4】は、また次回のブログで。
posted by 川瀬英作 at 10:11| Comment(0) | 日記

2017年05月30日

第4回論述試験 解答例

日曜日は試験お疲れ様でした。
学科試験は、「難しかった!」という声を今回も聞きました。
少し、意地悪い感じの問題が多かったようですね。ハッキリした正解・不正解というより、
僅かな差での正解・不正解を判断しないといけない傾向の様ですね。

さて、日曜日に問題を入手できなかったので、今回は少し遅い解答例となりました。
先ほどHPを見たところですので今日は、【問い2】の解答例をサクッとお知らせします。
(問題を解く時間が取れなかったので、ご容赦下さい】

事例TのCCt7 相応しくない。
「自分がどう評価されているか気になる」のCL言葉に触れることなく、転職する
しないに焦点を当て、「一般的な転職傾向から難しい」と暗に出向を勧めているから。

(解説)
問題の難易度が格段に上がっている設問です。この文面だけを見ると、「転職は難しい
と思います。」「良い選択と思いますが、いかがですか。」と問いかけしているので、
間違いではないように見えますが、前からの文脈からすると、転職するしないに焦点を
当てたやり取りになっていて、「出向先から自分がどう見られているかは気になる。」
というCLの課題をスルーしています。その上、CLが問題としていない年齢や収入、
転職の難易度を勝手に課題にして、一般的な傾向を軸としてCCtを評価し、転職は
難しい、出向は良い選択だ、とCLの選択の方向性を制限する様な関りを持っています。


事例UのCCt4 相応しい。
「すごく動揺した」というCLの心の動きに焦点を当て、CLの「気持ちの整理が
つかない」という課題を知るための関りが出来ているから。

(解説)
割と分かり易い問です。「気持ちの整理がつかない」というCLの来談目的(主訴)
をより深く知る為のCCtの関わりです。もしかしたら、経験の再現、なんて言葉を
使う方がいらっしゃるかもしれませんが、その表現はここでは、ちょっとどうかな〜?
と思います。ここでは、経験の再現というより、動揺した理由、「なぜ動揺して
しまったのか?」それを知る為に、その時のことを話してもらう、ということの
方が適しているでしょう。


事例UのCCt6 相応しい。
CLが今の自分を客観視する関りで、経験の意味を考える機会となり、深い自問自答
を行うきっかけ作りをしているから。

(解説)
解答例は、ちょっと出来すぎの答えかもしれません。
このCCtの言葉、JCDA特有の関わり方を表しているので、他の機関などで
学ばれてきた方は少し戸惑われたかもしれませんね。

ここで少し整理し別の表現もしてみます。
「惨めな気持ちになった」それは、「10年ぐらい前の元上司を思い出したから。」
どうして思い出して惨めに思えたのか。
「自分に発注するのが当然のように振る舞っていた。」から。

CLは、自分に発注するのが当然のように振る舞っている上司の姿に、違和感なり
嫌悪感なり、何かマイナスなイメージを持っていたことが感じられますよね。
もしも、「元上司、素敵!私もああなりたい。見本にしたい。」と思っていたら
こんなセリフは絶対出てこないですね。

では、どうして、そんな風に、違和感なり嫌悪感なりのマイナスの思いをCLは
持つのか。「元上司のようになりたい。」って思う方もいらっしゃるかもしれない。
でも、このCLは違うのですよね。
それが、このCLの考え方や捉え方、生き方や大事にしているものの表れかもしれ
ません。だから、その理由をもう少し深く確認していきます。元上司のやっていた
ことを、どう捉えてみているのか=どう意味づけしているのか、それがCL理解に
繋がりますよね。

「元上司が、自分に発注するのが当然のように振る舞っている姿をみて、どうして
惨めさを感じたのでしょうね。」

こんな風にも訊いてみることが出来るんじゃないかと思います。

あっ、【問い2】だけで、こんなに長文になってしまいました。
寝不足にも、やばい!あと問いが3問もあるのに・・・。

少しコンパクトにしていかないと。

ということで、また後日に続きをお伝えしたいと思います。
posted by 川瀬英作 at 01:14| Comment(0) | 日記