ほんと、熱中症になるでしょうぐらいの勢い。
ミーティングがあり、会場まで愛車(100CCのバイク)で幹線道路を
ブブ〜ン!とかっ飛ばし走る走る。
高架の一般道路で、ほぼ高速道路の様なもの。
エンジン全開!!
ブブ〜ン!
目的地の駐輪場にバイクをまさに止めようとした、その時、パキン!
とエンジンが停止・・・。
今まで聞いたことがない、異音を出して、エンジンが勝手に止まった。
「ヤバいんちゃうの、この止まり方。」
そう思いつつも、ミーテイングへの時間があったので、バイクをそのままに
して、駐輪場から離れる。
1時間半後に駐輪場に戻ってきて、
「エンジンかかるかな〜?」
と不安に思いながら、鍵を差してエンジン・スタート。
カカカカ・・・
エンジンを回そうと、必死にもがいているバイク。
でも、掛かる気配は一向になし。
その後、10分に亘り、バイクを押しながらエンジンを掛けてみたり、
揺らしてみたり、斜めにしてみたり。
ダメだ、エンジンが掛からない。
仕方なく、携帯で修理が可能なバイク屋さんを探す。
偶然にも、前回壊れた時にお世話になったバイク屋さんが診てくれることに。
ここから、バイクを押していく。
見た目は小さいが、100CCのバイクは50CCバイクよりかなり重い。
スーツで、炎天下。
少し坂になっていたら、勢いを少し掛けて自転車のように乗ってみる。
ゆるゆると進んでくれるだけで助かる。
途中にまたエンジンを掛けてみるが、カカカカ・・・としか言わず、
掛かる気配が一切ない。
暑い中を押して押して、30分弱掛かってようやくバイクショップに。
炎天下の中、バイクショップのオーナーに状況説明。事情を聞いて
丁寧に説明してくれる。(MOTO・Seek 加藤さん、ありがとう
ございます。紙面を借りてお礼を申し上げます。)
その、オーナーがエンジンスタートした時に、ブルン!と一瞬掛エンジン
が掛かりそうに。
オーナー曰く、「エンジンが熱を持ちすぎて、動かなくなったのかも。
エンジン内部は0.3ミリとかの差で調整しているのが、熱の膨張とかで
かみ合わなくなっているのかも。」
おそらくの原因が見えてきた。どおりで、斜めにしても動かないハズ。
距離も6万キロ。年数も相当経っている。近所のバイクショップからは
オイル漏れがあり修理は不可、と宣告を受けている。
「どうしたらいいんだ〜!!」
「廃棄するなら、しておきますよ。海外に持っていく業者に渡すので。
プレートだけ持って帰って、市役所に出しておいて下さい。」
バイク屋のオーナーが声を掛けてくれるけど、そんな急に手放せって
言うの???
無理〜。でも、どうしていいか分からない。
このまま、動かないなら、引き取って貰うのが一番。
でも、無いと困る。愛車だし。(2ストだから愛用もある)
「取りあえず、ここには置いておけないし、道端にも留めれないし、
仕方ない、ミーティングした会場の駐輪場に戻ろう。そこなら、
迷惑は誰にもかも。」
今日は近場移動ぐらいなので、少ししか持ってきていなかったお茶を
ぐびぐびと一気に飲み切ってから、バイク屋をスタートし、また、
元の駐輪場に・・・。
腕は日焼けで赤みが。陽はだんだんと斜めに。
同じ道を、トボトボ押していく。
は〜ようやく駐輪場に。
邪魔にならない場所を選び、バイクを停める。
「もうこいつはダメなんかな〜。」
ブルブルブル!
念の為にエンジンを掛けたら、なんと、エンジンが掛かった!!
こんなことがあるなんて。
エンジンが冷えたのでしょうか。それとも、何かの拍子にエンジン内の
0.3ミリがかみ合ったのでしょうか。
やったぜ。
エンジンが止まってしまわないように、直ぐにヘルメットを取り出し、
スタート。
無事に帰ってきてから、2回エンジンを切ったけど、また掛かった。
エンジン音は、がさついた音が一段とひどくなったようだけど、
また動くように。
マシーンも自己回復するの?
そう言えば、直せないと通告を受けていたオイル漏れも、最近、ない。
まさか、マシーンにも自己回復、あり?
愛車への想いが通じたかな。
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